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夏物語

秋の読書がしたい祭り(自称?)ということで、
創作活動はすこしお休みになってしまい、
すみません、、

川上未映子さんの夏物語
普段たくさんの本を習慣的に読んではいない私にとっては、すこしびっくりする分厚さなのですが、
読んでみると、本の中に引きずり込まれる感じで、
時間を忘れて流れるように読んでしまいました。
川上未映子さんの文章が好きだから
多分ちゃんと読めたのだと思います…
乳と卵のつづき、のような!
ソワソワしながら読み進めました

親とは、子とは…
それを取り巻く社会、貧困、
子どもが欲しい、欲しくない
相手がいる、いない、
それぞれの立場、考え方、
女性であること、
社会、家族、仕事、、、

すべてを問いかけられた感じです。
特に、まだ見ぬ自分の子どもに会ってみたいと強く思う主人公がそのために日々を考え悩み、
周りの人との関わりを通して、自分なりの選択をしてゆく
物語の流れがとても深く心に残りました。

主人公、夏ちゃんが見る景色の色鮮やかさに目が夢中になって、どんなページ・場面にも吸い込まれてしまいます。

色鮮やかさの中には、大好きな人の忘れたくない記憶、夏の日差しの眩しさの真っ白から、黒に近い青な感情と、光のない宇宙の漆黒まで幅広く、どんな色をとってみても、ひとつひとつが綺麗。

夏ちゃんに出会えて良かった。

夏物語を読めて良かったです!



以上、何かを言えたようで何も言えていない、

独り言の感想でした!


ではではまた近々!